議会質問

福岡市ヨットハーバーの活用についての質問

2017年06月15日

福岡市ヨットハーバーは、昭和49年8月に福岡県で開催をされました第12回全国高校総合体育大会のヨット競技会場が福岡市に決定したことを契機として、防波堤などの係留施設が整備され、昭和50年7月に、現在の利用形態である市民向けのヨットハーバーとして開設をいたしております。それ以降、このヨットハーバーは、都心部に近いという立地条件や施設の前面には静穏な海域を有するという好環境のもと、40年以上の長きにわたり、多くのヨット競技者や市民によって愛され、利用され続けております。さらに、施設面においても、日本国内において国際レースや国体、インターハイなどの大規模大会が開催できる数少ない施設であり、さらには、国内でも珍しいヨット専用の施設として運営されていることから、一般のヨット競技者だけではなく、青少年やヨット教室に参加する初心者を含め、誰もが安心、安全に利用できる施設として関係者からも高い評価を得ております。また、国内有数の施設規模を有することから、昨年11月には世界最高峰のヨットレースである、ルイ・ヴィトン・アメリカズカップ・ワールドシリーズ福岡大会が、アジアでは、初めてこの福岡で開催をされておるほか、国内外のヨットレースや学生選手権大会の会場としても数多く利用されており、レース等の開催に合わせ、国内外から多くの人が訪れる施設として、また、市民が気軽にマリンスポーツを楽しめる身近な施設として福岡市の魅力の向上に大きく寄与しておるところであります。このように、福岡市ヨットハーバーは海洋性スポーツの振興と海洋思想の普及を図るため重要な拠点であり、施設に対する市民の認知度の向上や将来にわたって市民が親しみを持って利用できる環境づくりなど、施設利用の促進に向けたさらなる振興策が必要と考えます。
そこでまず、福岡市ヨットハーバーの利用状況と、大会やヨット教室などの開催実績、また、施設利用者の増加策や、施設や事業に対する市民の認知度向上に向けた取り組みをどのように行っているのか、お尋ねをいたします。

議会質問

津田
信太朗

議会質問

港湾空港局長

ヨットハーバーの利用状況につきましては、平成29年5月末時点において常時利用されておりますヨットとして、大型のクルーザーヨットが130隻、小型のディンギーヨットが140隻でございます。特にディンギーヨットの利用につきましては、地元の大学や高校の部活動などにより増加傾向を示しております。
次に、大会やヨット教室の開催実績です。まず、ヨット大会の開催につきましては、全日本学生選手権大会や地元クラブチーム主催のヨットレースなど、直近5年間の平均で、1年間に約80回、参加隻数は約2,400隻、参加人数は約1万人でございます。また、ヨット教室の開催につきましては、主に初心者や青少年、親子などを対象として、直近5年間の平均で1年間に約40回、参加人数は約630人でございます。
次に、ヨットハーバーの利用促進や市民の認知度向上に向けた取り組みといたしましては、市政だよりやヨットハーバーのホームページを活用した広報を積極的に行いますとともに、ヨット教室などへの参加も、ホームページからも申し込みが可能にしてございます。こうした多様な情報発信などにより、多くの市民の方が海洋性スポーツを気軽に楽しむことができる機会づくりに努めているところでございます。

福岡市のヨットハーバーは、都心部に近く、設備も整っているなどの恵まれた環境のもと、地元の大学や高校の部活動の場として長年利用され続け、これまで、この施設でヨット競技を育んできた利用者の中から、オリンピックレーサーを初め、国体、インターハイなどでの優勝者も数多く輩出をしてきております。近年では、中村学園三陽高等学校の生徒たちが、平成25年度、26年度と2年連続してインターハイで優勝するなどの活躍も見せており、部活動を通じた学校教育の場としてもしっかり活用をされているようです。また、初心者向けのヨット教室では、福岡県セーリング連盟やヨットハーバーで活動しているクラブチームなどの協力も得ながら、ヨットの経験がない子どもから大人まで、気軽に、そして安全にヨットを楽しむことができる環境も整えられており、まさに、幼少期からこのような海洋性スポーツを体験でき、さらには、トップレーサーの育成までできる施設は、他都市にはなかなか見当たるものではありません。しかしながら、これだけ多くの方が利用しているヨットハーバーも、昭和50年の供用開始以降、施設の老朽化が進んでおり、今後は、施設利用に関する安全性を確保するための施設や設備の維持補修等が重要になってまいります。また、全国規模や西日本規模で開催されるヨット競技大会では、多いときには全国から数百艇規模で集まるヨットの係留施設や一時保管場所の確保が必要となるとともに、スポットで施設を利用される方々への安全対策も必要であると思います。私も、ヨット競技のお手伝いをさせていただく機会があります。その中で感じることでありますが、施設利用者や市民の方が安心して施設を利用していくためには、老朽化施設の安全対策をしっかりと図ることはもちろん、実際に日ごろから施設を利用されている皆さんが感じられている意見などもきちんと酌み取って、利用者にとって使いやすいヨットハーバーとして管理をしていく必要があると思います。
そこで、現在の福岡市ヨットハーバーは、これらの利用者も支障なく利用できるような状態なのでしょうか。また、今後、市民やヨット競技者が快適に施設を利用するための施設の改修等はどのように考えていかれるのか、お尋ねをいたします。

議会質問

津田
信太朗

議会質問

港湾空港局長

ヨット大会の参加人数ですが、本来1万2,000人と答弁すべきところを1万人と誤って答弁いたしましたので、修正をさせていただきたいと思います。
それでは、答弁に入ってまいります。
まず、福岡市ヨットハーバーの活用についてお答えいたします。
ヨットハーバーの施設につきましては、これまで日常的な維持補修に加え、浮桟橋やフェンス、クラブハウスの空調の改修などを計画的に実施してまいりました。また、ヨットハーバーを御利用いただいている方々からの御意見や御要望なども踏まえながら、施設内の護岸補修にも着手するなど、施設面の安全確保にも対応しているところでございます。今後とも、安全、安心で快適なヨットハーバーとしていくため、運営状況や施設改修にかかわる費用も勘案しながら、効率的かつ効果的な施設の維持管理を行い、使いやすい施設となるように努めてまいります。

先ほどまでの答弁で、ヨットハーバーが毎年多くの方に利用されていることや利用者の安全面を配慮した施設の運営管理、維持補修が適切にされていることが理解でき、安心をいたしました。また、海洋性スポーツの振興や海洋思想の普及を図るために、福岡市ヨットハーバーは、国内有数のヨット競技環境が整った施設であることから、昨年開催されたアメリカズカップや2020年に日本で開催される東京オリンピック・パラリンピックの開催をよい機会として、さらなる施設の利用の向上や、施設や事業に対する認知度の向上に向けた取り組みをさらに強化していくべきであります。さらに、今後、施設の老朽化に伴う施設の大規模補修等が必要になってくることも懸念されますが、福岡市ヨットハーバーは、市民が身近に海洋性スポーツに親しむことができる施設として、さらには、学校教育の場としても福岡市にとって重要な施設であり、現在の施設機能の維持はもちろん、将来にわたって、誰もが安全で安心して利用できる施設面での環境づくりや国内を代表するトップレーサーの育成につながる支援づくりなどへの取り組み強化と、将来を見据えた持続可能な施設の運営管理についてしっかりと検討をしていかれることを要望いたします。
そこで、市民が気軽に海洋性スポーツを楽しむことができ、また、これまで多くのアスリートを輩出してきている福岡市民の貴重な財産である福岡市ヨットハーバーについて、今後どのように活用していかれるのかをお尋ねいたします。

議会質問

津田
信太朗

議会質問

港湾空港局長

ヨットハーバーでは、毎年多くの大会が開催されるとともに、ヨット教室の参加者数も増加傾向を示していることなどから、今後とも、安全、安心で使いやすいヨットハーバーとして御利用していただけるよう、施設の維持管理にもしっかりと努めてまいります。また、学生の部活動での利用を初め、海洋性スポーツの体験の場として長く貢献できるよう、運営手法や管理面での効率化を検討していくとともに、利用者や教室等への参加者の増加につながる効果的な事業の展開とPR活動に努めてまいります。以上です。

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津田信太郎 市政相談所

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