議会質問

ウォーターフロント地域における今後の計画についての質問

2015年10月13日

同地区はクルーズを初めとした海のゲートウェイであるとともに、マリンメッセ福岡、福岡国際会議場などのコンベンション施設が集積しており、毎年、国内外から多くの方が訪れている。一方で、各施設の稼働率は非常に高く、せっかく利用の申し込みがあっても断らざるを得ない状況になっており、経済的な機会損失も生じていると聞く。マリンメッセ福岡及び国際センターの展示場について、26年度の利用件数と稼働率はどのようになっているのか。また、利用を断った件数とその経済損失額を尋ねる。

議会質問

津田
信太朗

議会質問

経済観光文化局長

26年度のマリンメッセ福岡の利用件数は94件で稼働率は86.0%、福岡国際センターの利用件数は97件で稼働率は87.2%となっている。また、この2施設について、26年度に利用申し込みを断った件数は、両施設合計で38件となっており、これに伴う経済損失額は約102億円と推計している。

平成26年の本市における国際会議の開催件数は先日の日本政府観光局の公表によると336件で、6年連続で国内第2位となっている。また、来年6月にはライオンズクラブ国際大会の開催が決まっており、世界各地から1万人、日本国内を合わせると3万5,000人の参加が見込まれるなど、本市のMICEのポテンシャルは高く、こうした機会を捉え、本市の今後の成長につなげていくことが大変重要になっている。現在、本市では、ウォーターフロント地区において第2期展示場の整備など、MICE機能の強化に取り組んでいるが、ぜひとも国内を代表するMICE拠点づくりを行ってもらいたいと考えている。ウォーターフロント地区において、どのようにMICE機能の強化を図っていこうとしているのか。また、その中で第2期展示場はどのような施設を考えており、整備後はどのような効果が期待できるのか。

議会質問

津田
信太朗

議会質問

経済観光文化局長

ウォーターフロント地区におけるMICE機能の強化について、コンベンションゾーンにおいては、展示機能の不足が喫緊の課題であることから、32年度の開館を目指し、第2期展示場を整備するとともに、既存コンベンション施設の集積を生かし、展示場や会議室などのMICE関連施設が徒歩圏内に一体的、機能的に配置されるオール・イン・ワンを実現することで国際競争力のあるMICE拠点の形成を図っていきたいと考えている。第2期展示場の整備内容については、施設規模は展示面積を5,000平方メートルとし、主に展示利用を想定しつつ、催事の規模や種別など、主催者のさまざまなニーズにも柔軟に対応できるよう、分割利用が可能な施設とする予定である。また、第2期展示場の整備に伴う効果については、マリンメッセ福岡と福岡国際センターの中間の規模となる展示場を整備することで、催事の規模等に応じた施設間の振り分けを柔軟に行うことや、これらの施設を一体的に利用した大規模な催事の開催ができるようになり、これまで断っていた催事や新規の催事の受け入れが可能になるものと考えている。この結果、MICE参加者数は約65万人の増、また経済波及効果は約500億円の増になるものと推計している。

いろいろな都市がMICE施設の強化に取り組む中、MICE誘致に向けた国際競争力の強化は喫緊の課題であり、第2期展示場の整備については、時期を逸することなく着実に進められたい。また、ウォーターフロント地区において、オール・イン・ワンの実現に欠かせないものの一つに宿泊機能がある。宿泊機能は大規模な学会等を誘致していく上で非常に重要な施設であり、東京、横浜、大阪、神戸など国内の主要なMICE都市では既にコンベンション施設に隣接してホテルが立地し、コンベンション施設との一体的な利用によりMICE拠点としての価値や競争力を高めている。本市においてもオール・イン・ワンのMICE拠点を実現していく上では宿泊機能は不可欠と思うが、コンベンションゾーンにおけるホテルについてどのように考えているのか。また、誘致に向け現在どのような取り組みを行っているのか。

議会質問

津田
信太朗

議会質問

経済観光文化局長

コンベンションゾーンにおけるホテルについては、ウォーターフロント地区におけるオール・イン・ワンのMICE拠点を実現し、MICE都市としての国際競争力を高めていく上で必要不可欠な施設であると考えている。特に大規模会議等においては、参加者の宿泊施設としての利用のほか、レセプションや分科会の会場としても利用されることが多く、また商談など、MICEを通じたビジネスマッチングの場としても期待されることから、VIP向けの質の高い部屋を備えた250~300室程度の部屋数を有するホテルの誘致を図っていきたいと考えている。また、現在の取り組み状況については、ことし3月よりウォーターフロント地区の計画提案公募を実施し、現在提案された民間事業者と対話を進めているところであるが、ホテルに関する提案も複数あり、引き続き、ホテル立地の事業性などを確認しながら、事業者公募に向けて具体的な条件などの検討を進めていく。

ホテルについては、MICE利用者のみならず、イベントが開催されていない日にも一般の利用が見込まれ、ウォーターフロント地区に日常的なにぎわいをもたらす上で非常に重要な施設である。ウォーターフロント地区の新しい顔にふさわしいグレードの高いホテルの誘致は地域のシンボル性やブランド力向上にも大きく寄与するものであり、全庁一丸となって誘致に取り組まれたい。中央ふ頭、博多ふ頭から成るウォーターフロント地区については、国内外の乗降客が行き交う海のゲートウェイとして、また、コンベンション施設が集積し、多くの人々が利用するMICE機能として、この地区のポテンシャルを生かした再整備を進められたい。また、再整備に当たっては、ぜひとも都心部の貴重な水辺やそれらと一体となったオープンスペースを生かし、港やMICE施設の利用者だけではなく、市民に親しまれ、用事がなくとも市民が行きたくなるようなまちにしていくべきと思うが、所見を伺う。

議会質問

津田
信太朗

議会質問

総務企画局長

ウォーターフロント地区の再整備に当たっては、市民に親しまれ、多くの方々に訪れてもらうエリアになることが重要であると認識している。この地区は現在でもマリンメッセや国際会議場などのMICE関連施設が集積するとともに、海のゲートウェイとしても重要な役割を担うなど、国内外から多くの方々が訪れるポテンシャルの高い地区となっている。まずはこのポテンシャルを生かし、MICE機能や海のゲートウェイ機能の強化を図るとともに、来訪者だけでなく、市民が喜んで訪れる都心部の魅力的な海辺空間となるよう、にぎわいの創出に加え、天神・博多駅との交通アクセスの強化や回遊性の向上を図り、天神・渡辺通地区、博多駅周辺地区に並ぶ都心部の第3の核となる新たな拠点づくりを目指していく。また、27年度にウォーターフロント地区再整備計画を取りまとめることにしており、市民とともに地区の将来像や夢を共有しながら、魅力あるウォーターフロントづくりに取り組んでいく。

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